生と死

2006年2月17日
自分の中で、死にたいと思う感覚は昔よりなくなった。

それは、死ぬってことがどんなことか、長く考えたからだろう。
死の先になにがある?
オレは天国や地獄、魂なんて信じない。
なら、あるものは1つだけ。

消滅

自分という存在が消え去る。
この世から、跡形もなく。
ノートに書いた鉛筆の文字が消しゴムで消されるように。

自分の思想。
自分の喜び。
自分の怒り。
自分の悲しみ。

何もかもが、「無」になる。
それは、苦しむよりももっと耐え難いこと。

死にたいと願う、その元凶を怨むことすらできず、考えることもできず、自分そのものとして存在すらできなくなる。

それは、どれだけ虚しく、そして取り返しのつかないことだろう。

人は、死ぬ。
誰でも死ぬ。

ただ、早く死を考える人間と、遅くになって考える人間がいると思う。

死を考えれば、生き方も変わってくるだろう。

オレは、生きてるうちに何かを残したい。
「存在」したことを残してみたい。

どんな形でもいいから自分を残そう。

そう思ってから、生きて行こうと思えた。
自分という人間性を、比喩したものを残すのもいいだろう。

オレは、死ぬために生きている。
死からは誰も逃げられない。

ただ、死は死に方を選ばせてくれる。
良い死に方をした人間、満足な死に方をした人間、そういう人間を幸せな生き方をした人間と呼べるのではないだろうか?

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